研究事業

私たちは「海」をテーマとして、「研究」と「社会」とのつながりをより強いものにするためのさまざまな研究活動をおこなっています。

海の自然史研究

 海研では、生物多様性を主とした海の自然史研究をおこなっています。
 生きた科学を伝えること、そのために自らも研究を行うこと、さらに、研究を支え、他の研究者を支援することも大切な活動だと位置づけて活動しています。

  1. 海の自然史研究
    1. 海洋生物の種多様性情報(分類情報)の収集・管理
      • 沖縄近海に生息する海洋生物標本の収集・分類
      • 多様な生物情報をweb画像データベースとして市民・研究者に公開
    2. 生態系研究
      • 海洋生物の生態(生息環境、生活環、食性など)に関する情報収集
    3. 海の文化誌研究
      • 地域と海の関り合いの理解を深めるための「海に関わる文化」事例調査
  2. 研究支援
    1. 専門家への研究支援
      • 生物採取や野外調査で来沖する研究者に対しての調査コーディネート、標本提供など
    2. 一般市民への研究支援
      • 市民が主体に行う調査に対する専門的なアドバイスと、研究成果を公表する場の提供

教育研究

 海研では、海研の展開する教育プログラムやアウトリーチ活動の意味や位置づけを明確にしていくために、私たち自身がおこなうさまざまな教育実践について、科学的、教育学的な視点から分析・評価する研究に取り組んでいます。国内外の研究論文や学会などでその研究成果を発表し、同分野の研究者からさまざまな批判や助言をいただくことにより、より良い教育活動を追い求めています。

  1. 海洋科学を主テーマとする科学教育教材の研究
  2. 海洋科学を主テーマとする科学コミュニケーション教育教材の研究
  3. 海洋科学を主テーマとして学校・社会教育施設等でおこなう教育実践の研究
  4. 科学教育・科学コミュニケーションを推進するための社会的ネットワークの研究